所得税の確定申告について

所得税の確定申告について

所得税の確定申告とは

所得税の確定申告とは、11日から1231日までの1年間に生じた個人の所得について、翌年216日から315日までに所得税等の税額を計算し、申告・納税を行う手続きのことです。

また、計算した結果、納税額より源泉徴収されている金額が多い場合には、確定申告をすることで還付を受けることができます。

なお、消費税の納税義務者の場合には、所得税の確定申告に合わせて消費税の申告も行うこととなります。

所得税の計算方法

所得税の計算方法は、その所得が分離課税の所得なのか、総合課税の所得なのかで異なります。

分離課税となる所得の場合には、所得に対して一定の税率(例えば長期保有している不動産の譲渡の場合には15%など)を乗じるのに対して、総合課税となる所得の場合には、所得が多くなるに従って段階的に税率が高くなる超過累進税率という制度になっています。

〈総合課税の場合の所得税率早見表〉※令和19年までは、復興特別所得税2.1%が加算されます。

所得税の所得区分は、その性格により以下の10種類に分かれます。

①利子所得

⑥退職所得

②配当所得

⑦山林所得

③不動産所得

⑧譲渡所得

④事業所得

⑨一時所得

⑤給与所得

⑩雑所得

総合課税となる所得

一般的には、利子所得(一部)、配当所得(一部)、不動産所得、事業所得、給与所得、譲渡所得(株式・建物・土地を除く)、一時所得、雑所得が総合課税となります。

 分離課税となる所得

一般的には、利子所得(一部)、配当所得(一部)、退職所得、山林所得、譲渡所得(株式・建物・土地等)が分離課税となります。

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